
ドジャースは9日(日本時間10日)、ツインズからDFA(事実上の戦力外)となっていたライアン・フィッツジェラルド内野手を獲得。さらに、タイガースからFAになっていたアンディ・イバニェス内野手と1年契約で合意した。2人は年齢も近く、ともに複数ポジションを守れるユーティリティー選手。今回の補強の狙いを米メディアが分析している。
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■万能タイプであふれる状況に
ツインズから先週DFAになった31歳のフィッツジェラルドは、2025年シーズンは24試合に出場。打撃面は打率.196、4本塁打、9打点と振るわなかったが、内野手として複数ポジションで出場した。
一方、32歳のイバニェスは21年にレンジャーズでメジャーデビュー。25年は91試合に出場し、打率.239、4本塁打、21打点という成績。主に三塁手としての出場だったが、内野の全ポジションを守り、左翼手としてもプレーした。
2人ともユーティリティー選手として経験豊富だが、ドジャースにはトミー・エドマン内野手、ミゲル・ロハス内野手、キム・へソン内野手、そして近いうちに再契約を結ぶとされる“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手という同タイプがすでに控えている。
米スポーツメディア『The Athletic』は同日、今回の補強について解説。「イバニェスとフィッツジェラルドの両選手を獲得したことで、ドジャースは二塁手、遊撃手に十分な保険をかけることができた。エドマンはオフに足首の手術を受けて回復途上にあるため、春季キャンプへの合流が遅れる見込みだ」とし、エドマン不在を考慮しての“両獲り”だったと指摘した。
■キケの復帰も見通せず
また、再契約が先になる見通しのE・へルナンデスも昨年11月に左肘を手術しており、復帰の見通しは立っていない。現状、ドジャースの内野陣は、捕手ウィル・スミス、一塁フレディー・フリーマン、三塁マックス・マンシー、遊撃ムーキー・ベッツまで決まっているが、二塁手が不透明となっている。
同メディアは「確かに同じポジションの選手や、似たタイプが多くなったが、その中の選手を活用し、トレードなど別の補強策を行うこともできる」と言及。交換要員としての側面もあると見立てた。
そのほか、「(2人を獲得したことにより)チームとして可能な限り層の厚みを維持でき、春季キャンプの進行に合わせてロースターを判断していくという選択肢も持てる」とし、ケガ人の発生状況やポジション争いの様子を見ていくことも可能になったと主張した。
その上で、「エドマンの健康状態を見守る必要がある現時点では、フィッツジェラルドとイバニェスが、“融通の利く戦力”として最も適した存在といえる」とまとめた。マイナー拒否権のないフィッツジェラルドあたりは、ロースター枠の“調整弁”となる可能性もありそうだ。
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