
卓球の「ITTF男女ワールドカップ2025」は17日、女子シングルスの決勝トーナメント1回戦が行われ、世界ランキング9位の伊藤美誠(スターツ)は同17位のアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)と対戦。ゲームカウント4ー1で勝利してベスト8進出を決めた。
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■予選突破した決勝T初戦で躍動
伊藤はグループステージ初戦のジョセリン・ラム(ニュージーランド)、2戦目の黃怡樺(台湾)にそれぞれストレート勝ちを収めて予選突破。昨年のリベンジを果たしたなか、上位進出をかけてディアスとの戦いを迎えた。
第1ゲームの立ち上がりはネットインなどがあり伊藤が3-5で先手を取られる。伊藤はディアスのレシーブに回り込みのフォアで狙うなど積極性を見せて点差を詰める。8-8と追いつくと、サービスで変化を見せて逆転に成功。しかし、再び逆転したディアスにゲームポイントを握られ、9-11でこのゲームを落とす。
第2ゲームは伊藤がディアスを崩してスマッシュを決めるなど、連続ポイントで立ち上がりを支配する。中盤にディアスに点差まで詰められた伊藤はデュースにもつれ込むと、最後は12-10でものにしてゲームカウントで追いつく。
第3ゲームは先手を取った伊藤にディアスも好ショットで対応。4-4からのラリーでは伊藤が繊細なタッチで技ありのポイントを奪う。その後互いにポイントを取りあい9-9で終盤へ。伊藤が回り込みのフォアでゲームポイントを握り、そのまま11-9で奪取する。
第4ゲームはディアスがわずかにリードしたなか、1-3から強烈なフォアを2本沈めるなど伊藤も対抗する。伊藤が5-4とリードでディアスがタイムアウトを取るが、直後のポイントを伊藤がものにする。その後、8-8と再び同点になり迎えた終盤、伊藤がディアスに圧力をかけて、そのまま11-8で王手をかける。
第5ゲームは流れに乗る伊藤が鋭いフォアを沈め3-1とリードすると、ディアスに迫られた7-6からはフォアスマッシュを沈めるなど要所を押さえて主導権を握る。最後はマッチポイントから11-8でゲームを奪い切り勝利を収めた。
ベスト8入りした伊藤は準々決勝で大藤沙月(ミキハウス)とユアン・ジアナン(フランス)の勝者と対戦。大藤が勝ち進めば日本選手の4強入りが確定し、伊藤との同士討ちが実現する。
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伊藤美誠が競り合いを要所で制する!💪
プエルトリコの至宝に11連勝で、ベスト8進出!✨#ITTFワールドカップマカオ 2025🇲🇴
■女子シングルス 1回戦
🇯🇵#伊藤美誠 4-1 A.ディアス🇵🇷
9-11/12-10/11-9/11-8/11-8試合結果・トーナメント表▶️https://t.co/16PBxZwBpx#卓球 #テレ東 pic.twitter.com/8JckmPu488
— テレ東卓球情報 (@tvtokyo_tt) April 17, 2025