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94年ぶりとなる五輪3連覇を目指したフィギュアスケートの羽生結弦は14日、北京市内にあるオリンピックのメインメディアセンターで、質問に回答するという形式で記者会見を行った。
羽生は、冒頭で「このような形の中で、正直ここまで来るとは思ってなかった。ありがとうございます。新型コロナウイルスの陽性者出る中で、取材で多人数が集まってしまい、このような機会を設けました」と記者会見を開いた理由を明かした。
■「普通の大会だったら、棄権していた」
羽生は10日に行われたフリースケーティング(FS)で4回転アクセル(クワッドアクセル)に挑戦も転倒。FSは188.06点、SPとの合計283.21点で4位に終わった。羽生は、試合後に「4回転アクセルはたぶん今までの中で一番近かったと思いますし、今できる羽生結弦のアクセルのベストがあれかなという感じもしています」とコメントしていた。
また今日、4回転アクセルの挑戦に関する質問について「(本番の)前日の練習で足を痛めて捻挫した。思ったよりも酷く、普通の試合なら棄権していた。あと10日は安静にしないといけない状況で、6分間練習の前に痛み止めを打ちました。ただ、最高のアクセルができた」と話した。
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文・SPREAD編集部