ユベントス(イタリア)はまたも一歩届かなかった。6月3日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でレアル・マドリード(スペイン)に1-4で敗れ、21年ぶりの欧州制覇を逃している。
2年前の決勝ではバルセロナ(スペイン)に1-3で敗れたユベントス。今度こその思いで臨んだが、またしてもリーガ・エスパニョーラ勢の前に敗れた。
敗戦後にマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、2失点目を喫したあとのプレーを敗因に挙げた。
「前半は選手たち全員が素晴らしいプレーを見せた。2失点目のあと、試合に集中して強い精神力を持ってプレーを続けるべきだった。数回のチャンスがあったのに、それを生かせなかった」
クリスティアーノ・ロナウドに先制点を許したユベントスだが、前半のうちに追いつき1-1で折り返すことに成功した。だが後半16分にカゼミーロのミドルシュートで再び勝ち越されると、気落ちしたところでロナウドに追加点を決められた。
前半は互角に戦えていたユベントスだが後半で地力の差を見せつけられた。アッレグリ監督は欧州制覇に向け今後の課題を挙げている。
「試合をマネジメントする力とボールを支配する力を向上させなくてはならない。試合のどこで緩急をつけるべきか、見極められる能力も磨く必要がある」
《岩藤健》
page top