御岩神社とは、茨城県日立市にある御岩山のふもとにある神社。かなり昔に建てられた（創建時期は不明とのこと）神社で、188柱もの神様を祀っていることから、「日本最強クラスのパワースポット」と呼ばれ、今では全国のスピリチュアルな人々からの熱い視線を浴びるようになった。
以前、当コラムでも紹介したことがあるが、その時の人出はまばらであった。
●【小さな山旅】HITACHIの山登り…御岩山～神峰山（1）
●【小さな山旅】山での出会いに思いを馳せる…御岩山～神峰山（2）
●【小さな山旅】日立の大煙突を神峰山から眺める旅に出る…御岩山～神峰山（3）
しかし、今回久しぶりに訪れてみると…。
■県内屈指の人気スポットに！
駐車場はいっぱいで車を停めるのにひと苦労。境内に入れば参拝客が列を連ね、初詣でもないのにお参りするのに並ばねばならない始末。神社だけでなく山も混雑しており、登山道（参道）を歩くのも渋滞気味だ。
2年前に登った山とは、まるで別の山に登っているかのようだった。事実、登山者が爆発的に増えたせいか、岩のコースは危険だからとロープが張られ、歩けなくなっていた。あの岩場を登るのが、御岩山を登る楽しみのひとつだったのに。
前回来たときと比べて、参拝客の数が増加していた
さらに、この人出に拍車をかけているのが11月20日まで開催されている『KENPOKU ART2016 茨城県北芸術祭』だろう。こちらは自然豊かな茨城県の北部地域＝県北（ケンポク）の山や海、そして街に、国内外のアーティストたちによる作品が展示されるというアート・イベントだ。このイベントの舞台に、御岩神社も選ばれているのだ。
なるほど、日本最強クラスのパワースポットとアート作品が同時に鑑賞できるならば、大勢の人々が集まるのも納得がいく。
この日はアート作品の展示も
188もの神様と、日立アルプスの自然に、有名アーティストの芸術作品がコラボレートした風景は、まさに芸術…いや、もはや幽玄。神秘を通り越して、何か違うものまで見えてしまいそうだ。など考えながら参拝列にならんでいると、1柱、2柱、3柱…と神様の数を数える長い髪をした女性の姿が、目に浮かんだ（おいわ違い）。
