マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は9月20日、MFヤヤ・トゥーレの起用をめぐりトゥーレの代理人ディミトリ・セルク氏が、メディアで批判的な発言をしたことについて謝罪を求めた。
マンチェスターCはイングランド・プレミアリーグで開幕5連勝。単独で首位に立っている。好調なチームで出番を失っているのがトゥーレだ。グアルディオラ監督就任からめっきり出場機会が減っている。
「チャンピオンズリーグのメンバーから彼を外すのは非常に難しいことだった。彼のことはよく知っている。すごく良いやつだ」
今季のトゥーレはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選プレーオフで1試合プレーしたのみ。本戦のメンバーにも入ってない。こうした状況に代理人セルク氏は、「もちろんペップの決定は尊重しなければならない。だが、もしCLに勝てなかった場合は、ヤヤのような素晴らしい選手を侮辱したことを認めてもらわなければならない。彼にその度量があることを祈っているよ」とグアルディオラ監督を批判していた。
「決定の翌日に彼の代理人が発言したが、そのときにヤヤはいなかった。ディミトリ・セルク氏が会見をしたかメディアの友人に語るかしたのは、私に電話をする勇気がないからだ」
グアルディオラ監督は、トゥーレとセルク氏は発言について謝罪するべきだ、それが実現するまでトゥーレをプレーさせないと話した。
「ヤヤはメディアに出て、まずはシティに謝罪をするべきだ。次にチームメート、それから監督に対してだ。そうなればヤヤはチームの一員として、プレーする機会も得られるだろう。監督としては選手が欠場するたびに、代理人がメディアに何か言うのを受け入れるわけにはいかない。セルク氏はヤヤのことを大事に思うなら、新聞に出た話について謝罪すべきだ」
グアルディオラ監督は昔に比べ、代理人が増長しているのではないかとも話す。
「私の現役時代なら、代理人がメディアにヨハン・クライフへの不満を言うなど、想像もできないことだった。いまは時代が違うのかもしれないが、私は旧世代の人間だ。旧世代の代理人は選手や監督にそれぞれの仕事をさせていた。いまの代理人は自分たちがもっと大きな存在だと考えている。問題があるなら話をしよう。話をするまでヤヤはプレーしない」
これに対してセルク氏も、「謝罪しろだって?何に対して謝らないといけないんだ」と反論。冬の移籍市場でマンチェスターCから出て行くことを示唆した。
《岩藤健》
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