セリエAのナポリから、同リーグのユベントスに移籍したアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが7月28日に入団会見を行った。イグアインはユベントスでの三冠達成を夢見ている。
一時はクラブが否定のコメントを出し、成立する可能性は低いと見られた移籍。だが最終的には移籍金9000万ユーロ(約104億円)、年俸750万ユーロ(約8億6000万円)で合意に達した。
ナポリの熱狂的なサポーターは金目当ての移籍と激怒、発表直後からイグアインのユニフォームを捨てる画像がSNSでは大量に投稿された。イグアインの才能を完全に開花させたと言われるナポリのマウリツィオ・サッリ監督も、「せめて電話の1本くらいほしかった」と事前に何も知らされてなかったことで不信感を募らせている。
逆風が吹き荒れるなか行われた会見でイグアインは、「ナポリのサポーターや監督を傷つけるつもりはなかった。ただ自分には静かな時間が必要だったんだ」と配慮が足りなかったことを詫びた。
ナポリのファンが激怒するのは理解できるとしたイグアイン。だが自分には個人的な目標があり、今回の移籍はそれを達成するためと言う。
「サッカー選手にとって勝つことは最も重要なことだ。もちろん三冠は夢だが、そのためには毎日努力して戦わねばならない」
《岩藤健》
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