これまでFIFAワールドカップ(W杯)、UEFA欧州選手権(EURO)ともに本大会の出場経験なし。それどころか自国のサッカー協会に登録しているプロ選手が約100名しかいないという小国だ。その国が今大会はグループステージでオーストリアを破り、ポルトガルを抑えて2位で通過した。
すでにアイスランドの国はお祭り騒ぎ、代表チームは国民的な英雄になっている。この盛り上がりにアイスランド航空は、「何があってもサポーターをフランスまで送り届ける」と表明。イングランドとの決勝トーナメント1回戦は満員の応援団でスタッド・ド・ニースを埋め尽くす。
予想外との声も聞かれるアイスランドの躍進だが、ヘイミル・ハルグリムソン共同監督は「何も驚きではない。我々はここまで来るつもりだった」と冷静に受け止めている。
「今後どこまで行けるかはその日、その日の戦い次第だ。良い準備をして最高の戦いをすれば、どんな相手にも勝つことはできる。だがアイスランドの選手たちが生涯最高の試合をしたとしても、イングランドやポルトガルなどに敗れてしまうこともあり得る。我々は現実的に考えながらも常に楽観的な意識を持っているよ」
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— Icelandair (@Icelandair) 2016年6月18日