予備校の河合塾マナビスが1月28日に実施した『夢を追いかける高校生応援イベント』にゲスト参加した両選手。同校に通う女子高生3人の素朴な質問に、アドバイスも交えながら答えた。
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女子高生が伊藤美誠選手と平野美宇選手に質問!
1人目・女子高生ミズタニさんの質問「勉強していると辛いことも嬉しいこともあります。今までふたりが経験した一番辛かったことと嬉しかったことを教えてください」
伊藤選手「一番嬉しかったことを先に言うと、オリンピックで銅メダルを獲った瞬間が嬉しかったです。あとオリンピックに出させてもらえた(きっかけになった)大会がドイツオープン。初めて優勝したときに人生がガラッと変わったので、その大会からオリンピックに出てメダルを獲って…と続くのですが、そこが嬉しい瞬間ですね。
辛いときはウ~ン…あまり辛いときはなくて(笑)。大変な時はあるんですけど、負けてもスパッと切り替えられる方なので、大変でも次の試合に向けてそこを乗り越えれば絶対チャンスは来ると思っているので、あまり辛いとかはないですね」
リオ五輪卓球団体銅メダルの伊藤美誠選手(@MSLpN5xiejmc2Ho )が女子高生からの質問に答えました!#伊藤美誠 #卓球 #河合塾 #受験生 pic.twitter.com/j236YDTBj6
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) January 31, 2017
平野選手「辛かったのはこれといってないのですが、試合に負けたらもちろん悔しいので絶対に次は勝つぞという気持ちで頑張っています。嬉しかったことはワールドカップや全日本で優勝できた瞬間が一番ですね」
女子高生ミズタニさん「私が辛かったことは勉強してもすぐに結果が出なかったときで、嬉しかったことはできなかった問題が解けるようになったときです」
伊藤選手「勉強はたくさんやったとしてもすぐに結果が出るわけではなくて、卓球もいくら頑張ってもすぐに結果が出るわけではないです。やっぱり、それをずっと続けたことによって美宇ちゃんのようにワールドカップや全日本で結果が出る。
たくさん続けたことで結果が出るものだと思うので、勉強もずっと頑張って(結果が)出た瞬間が嬉しいのだと思います。それを乗り越えられるのが力になるので、頑張ってください」
平野選手「自分は結果が出なくても、頑張っていなかったらもっと出なかったと考えるので、ポジティブにしています」
2人目・女子高生ヨシカワさんの質問「イヤなことがあって気分が落ち込んだときに、どうやって気分を上げているか教えてください」
伊藤選手「私はあまりイヤになる気分があまりないんですけどテンションを上げたいときとか大変だなと思ったときは、好きな音楽を聴いたり自分の好きなことをしてリフレッシュしています。買い物が大好きなので、たくさん買いたい物を買っています」
平野選手「リフレッシュしてからもう一度頑張れると思います。ベッドにこもりながらアイドル動画を観ながらお菓子を食べてリフレッシュして、明日も頑張ろうって(笑)」
女子高生ヨシカワさん「自分は食べるのが好きなので、たくさん食べて寝ています(笑)」
進行役のMCさん「お菓子食べるとストレス発散になりますか?」
平野選手「なりますね。幸せタイマーが発生するので、すごい頑張ろうって気持ちになります。(お菓子は)甘い系が好きで、パンケーキにハマっていて外に出たときはパンケーキを食べて、こもっているときはチョコレートですね」
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質問に応じる伊藤美誠選手(左)と平野美宇選手
3人目・女子高生ヨシマツさんの質問「卓球部に所属していて、最後の総体に向けて頑張っています。2020年の東京オリンピックについて気持ちを教えてください」
伊藤選手「卓球をやっているからには東京オリンピックを目指しています。リオオリンピックに出場してメダルを獲得しているので、東京では絶対優勝するという目標を立てて、団体戦と個人戦の両方に出場したいです。美宇ちゃんとも一緒に出場して、一緒に金メダルを獲りたいと思います」
平野選手「団体と個人戦、両方で金メダルを獲れるように頑張りたいです。団体戦では美誠ちゃんと一緒に出たいです」
女子高生ヨシマツさん「同じ高校生として、ふたりが頑張って活躍されているのを見ると、私も励まされます。試合を見て感動するので、これからも少しでも近づけるように頑張りたいです。(会えたことが)すごい嬉しいので友達に自慢します(笑)」
質問を終えて、伊藤選手は「学校にいるみたいな感じで素に戻った感じがします」、平野選手は「以外と同世代の子と話す機会はあまりないので、すごく新鮮で楽しかったです」と笑顔を浮かべた。まず5月の世界選手権でメダル獲得を目標に掲げる両選手。彼女たちの活躍は、同い年の高校生たちにも力を与えている。