全24日間で争われるジロ・デ・イタリアは5月16日、大会2度目の休息日をトスカーナ地方で過ごした。総合1位はエティックス・クイックステップのジャンルカ・ブランビッラ(イタリア)。有力選手も上位をうかがう位置にいる。
53秒遅れの総合5位にアスタナのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)、55秒遅れの総合6位にモビスターのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)、1分18秒遅れの総合8位にスカイのミケル・ランダ(スペイン)。総合優勝を争うトップ3のタイム差はわずか25秒以内だ。
後半戦は例年のようにイタリアを北上し、最終週にドロミテ山塊とアルプス山脈での山岳ステージを迎える。総合優勝を左右する難関は第14、19、20ステージだ。そのなかでもアルプスを超えてフランスを往復する第19、20ステージが最大の勝負どころ。
第15ステージは3度目の個人タイムトライアル。ヒルクライムコースで行われ、タイム差がつきやすい。5月の北イタリアは天候が崩れると冠雪することもあり、レースがいきなり中止されることも。総合優勝をねらう選手たちは天気予報をにらみながらの戦いとなる。
NIPPOビーニファンティーニの山本元喜は1時間14分38秒遅れの総合182位。アシスト役として与えられた役割をこなしながら完走を目指す。
《山口和幸》
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