【澤田裕のさいくるくるりん】自転車用ローラー台、話題の「ズイフト」を使ってみた | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【澤田裕のさいくるくるりん】自転車用ローラー台、話題の「ズイフト」を使ってみた

ローラー台について紹介した当コラム(2014年12月4日公開)では、利用するときは視線の先にiPadを置き、YouTubeの動画などを流していると述べました。確かにこうすれば飽きることなく練習に励めるわけですが、軟弱な気質ゆえ巡航ペースから抜け出すことができません。

オピニオン コラム
リビングの40インチモニターに、ズイフトの画面を表示。これくらいのサイズだと臨場感もバッチリ
  • リビングの40インチモニターに、ズイフトの画面を表示。これくらいのサイズだと臨場感もバッチリ
  • ズイフトを始めるにあたって買い足したノーブランドのドングル(約3000円)。メーカー品の半分の安さとなる
  • ズイフトを立ち上げると接続されているセンサーと、その数値が示される
  • 練習を始める際には、ワークアウトのメニューやコースを選ぶ
  • 画面には速度やペダル回転数、心拍数などのほか、計算で割り出したパワーを表示。右にはアクセス中の参加者一覧、左にはランキングも
  • 他の参加者に追い抜かれたところ。自身の能力の低さを実感する
  • その日の練習を終えると、パワーや心拍数の分布がグラフで示される
  • 練習の結果は、日々蓄積されていく。これを継続すれば、成果を実感できるはず(?)
ローラー台について紹介した当コラム(2014年12月4日公開)では、利用するときは視線の先にiPadを置き、YouTubeの動画などを流していると述べました。確かにこうすれば飽きることなく練習に励めるわけですが、軟弱な気質ゆえ巡航ペースから抜け出すことができません。

とはいえ身体能力を向上させようと思ったら、ときには強い負荷を掛けることも必要です。何かやる気を刺激するものがないかと思い始めたところ、目についたのが「ズイフト(Zwift)」です。

■世界中のサイクリストとオンライン上で一緒に走行

これは簡単に言うと、ローラー台での走行に特化したオンラインゲームのソフトウェア。あらかじめ用意された数種類のコースを、世界各地のサイクリストとともに走ることができます。ただし実際の集団走行やレースとは異なり、アクセス中の参加者はペダルを漕ぎ始めたタイミングに応じてコースのあちこちに散らばっていて、一見したところひとりで走っているかのように思われます。


画面には速度やペダル回転数などを表示。右にはアクセス中の参加者一覧、左にはランキングも

他の参加者の存在を意識するのは、画面の右端に表示された参加者一覧を見るときや走行中に追い抜かれるときです。脚力のある人なら逆に追い抜くこともあるのでしょうが、僕の場合はほぼ皆無。背後から近づいてくる人がいると、その名前が画面下に表示されるのもつかの間、つむじ風のごとく追い抜かれてしまいます。

もちろん、これは僕ならではでしょう。脚に多少の覚えのある人なら、タイミングを見計らって後ろにピタリとつけばOK。現実と同じくドラフティング効果により、脚力を温存して巡航することができます。


他の参加者に追い抜かれたところ。自身の能力の低さを実感する

以前のコラムではタックスの製品を例に、データに連動して自動で負荷が変わるローラー台(スマートローラー)があることにも触れました。これはズイフトにも当てはまり、表示されたコースの勾配が増せば、それに応じて負荷も増します。残念ながら僕が所有するローラー台(サイクルオプス・フルード)は10年以上前のモデルということで、そんなハイテク機能はありません。

その代わり勾配がキツくなれば画面に表示される速度が落ち、緩くなれば増します。脚に掛かる負荷は変わらないのに、速度が増しただけでなんとなく軽くなった気が…。脳みそがだまされているわけですね。

先ほどコースのあちこちに散らばっていると述べましたが、逆に言えばペダルを漕ぎ始めるタイミングさえそろえれば、集団走行やレースも可能です。実際にズイフトジャパンのFacebookページでは、トレック・セガフレードの別府史之選手と一緒に走る企画が5月2日に催されました。海外の一流選手もズイフトを練習に活用しているようなので、あこがれの選手との遭遇も夢ではありません。

加えて沿道の景色もすばらしく、やる気をアップさせる仕掛けには事欠きません。いいことづくめのようですが、ネックとなるのが掛かる費用。ズイフトを始めるには自転車とローラー台のほか、PC、ケイデンスセンサー(ペダルの回転数)、ハートレートセンサー(心拍数)、ドングル(各センサーが計測したデータをPCに中継する機器)が必要で、パワーセンサーもあれば用途はさらに広がります。

僕はドングル(約3000円)を買い足しただけですが、最初からそろえるとなると普通のローラー台が最も安いもので約1万円。これがスマートローラーだと約5万円~約22万円となります。そしてケイデンスセンサーやハートレートセンサーがそれぞれ約5000円。パワーセンサーは5万円~15万円と高価です。全部合わせて7万円強~38万円強と、これは新車がもう一台手に入る金額です。

さらに利用をためらわせるのが、ズイフトの料金。月額10ドル(約1080円)という金額が、サービスに見合っているかといえば疑問です。せめて半額となれば気兼ねなく利用できるので、利用者増に応じてのプライスダウンに期待しましょう。
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