第99回ジロ・デ・イタリアは5月7日、オランダのアルンヘム~ネイメーヘン間の190kmで第2ステージが行われ、エティックス・クイックステップのマルセル・キッテル(ドイツ)が大集団のゴール勝負を制して優勝した。
総合成績では、前日に首位に立ったジャイアント・アルペシンのトム・デュムラン(オランダ)がトップとタイム差なしの36位でゴールしてその座を守り、ピンク色のリーダージャージ「マリアローザ」を堅持した。
「沿道を埋め尽くしたオランダの観客に脱帽したい。すばらしい光景だった」とキッテル。
「最初の平たんステージで優勝できてとてもうれしい。前日のタイムトライアルがとてもいい調子だったので、今日はうまくいくと感じていた。チームメートもお膳立てをしてくれた。首位と1秒差の総合3位につけたので、さらに上をねらっていきたい」
首位を守った地元オランダのデュムランは、「スタートからゴールまでパーティーみたいだった。観客でいっぱいだった。チームがボクのマリアローザを守ってくれたので、楽しみながら走ることができた。総合成績でキッテルが肉薄してきたけど、パーティーはまだまだ続くよ」と語った。
山本元喜(NIPPOビーニファンティーニ)はタイム差のつかないメイン集団の最後尾となる174位でゴール。総合成績は前日の190位から169位にジャンプアップ。首位とのタイム差は1分30秒のまま。
《山口和幸》
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