昨季イングランド・プレミアリーグを制したチェルシーだが、今季は開幕から下位に低迷したことで、シーズン途中にジョゼ・モウリーニョ監督を解任した。この緊急事態にクラブが命運を託したのは、フース・ヒディンク監督だった。
チェルシーOBで現在はMLSのニューヨーク・シティでプレーする、元イングランド代表MFフランク・ランパードは、「チェルシーにとってヒディンクは完璧な人選だ」と話した。
2009年にも暫定的にチェルシーの指揮を執ったヒディンク監督。当時ともに戦ったランパードは、「もちろんフースのことは知っている。以前に一緒に仕事をしたからね。困難なときにチームを任せるには完璧な監督だと思う」とメディアに語った。
「彼には彼のやり方があって、チームを落ち着かせたうえで選手たちから最高の力を引き出し、本来のレベルに戻すことができる。今のチームの位置を考えれば、彼を迎えるのは完璧な選択だと思う」
低迷するチェルシーに英国メディアは『降格争い』という言葉を使うこともあるが、ランパードはそんなことにはならないだろうと見ている。
「これからチェルシーは良くなるよ。どこまで順位を上げられるかは分からないけど、降格することになるとは思わない。それはまったく考えられない」
《岩藤健》
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