自転車の場合、あまり分厚すぎたりするとハンドルバーやブレーキ、シフトレバーなどに対する感覚が鈍くなるので、可能な限り薄手が良い。とは言え、薄すぎると手先が冷える。なので分厚すぎず、指にぴったりとフィットするタイトなグローブが理想的だ。
最近ではスマートフォンを操作する場面も多い。電話がかかってきた時など、慌てて手袋を外すのも面倒だ。タッチパネルに対応するよう指先に導電性素材を採用したグローブがあるといい。さらに言えば、雨でも通さないものが嬉しい。

グローブのままスマートフォンを操作できると便利
私が理想とするグローブを探しに出かけたのは登山用品店。登山用と自転車用にはけっこう共通点がある。トレッキングパンツなどもストレッチ性があり、バイクでもチョイ乗り用に使い、とても気に入っている。
ここで発見したのが、セイラス社の「サウンドタッチ・エクストリームオールウェザーグローブ」だった。価格は7452円(税込み)。一見すると布製に見える。だが、ナイロンとポリエステル、さらにスパンデックスと呼ぶポリウレタンの弾性繊維で作られ伸縮性も高い。

毛羽立った素材で暖かい
内側はソフトな毛羽立った素材。手首はピタリと締めてくれるスパンデックスで寒気が入らず、また暖かさを逃がさない。手のひらのグリップ部分は滑り止めにレザー風ポリウレタンが張られ、軽量かつ効果的だ。

導電性素材でタッチパネルを操作できる
人差し指と親指には導電性素材が張られているので、スマートフォンも手軽にそのまま操作はできる。やはり指が太目なので正確なタッチはし難いものの、電話を受けたりするにはとても便利だ。
完全防水のインナーが中に入れられていることが嬉しい。そのため防水性はとても高いそうだ。個人的にはまだ豪雨の中で走ったことはないが、ショップのお墨付きだ。今年の冬はセイラスのグローブで楽しくバイクを走らせたい。