夜間のジョギングやウォーキングなどに適しているが、私は夜間の自転車乗車時の方向指示機として使ってみた。軽車両である自転車は交通法規でも右左折、または停止の際は手信号で事前に後方車両に曲がる、止まるの意思を明快にすることが義務化されている。
■安全な夜間走行にLEDセーフティバンド
自分の安全のために手信号で後方に合図を送るのは当然だ。曲がる方向に腕を水平に出すか、反対側の腕を上に上げる。停止の際はどちらかの腕を斜め下に出す。バイクで連なって走る場合も特に追突されないためや事故防止のためにも手信号は欠かせない。
夜間は後方から見難いので、目立つライトなどの使用が望ましい。グローブの甲の部分にLEDを取り付けた商品があり、これは便利。だが、これだと後方からはよく見えるが、対向車からは見えにくいのが難点だ。
そこで、ジェントスのLEDセーフティバンドを手首に巻いて使ってみた。スペックは以下のようになっている。価格は1400円前後だ。
■ジェントス・AX-940RG
・サイズ:約長さ182×幅35mm
・本体重量:約35g(電池含む)
・素材・材質:ABS樹脂
・セット内容:本体、バンド、テスト用電池×2個
・電源:リチウムボタン電池(CR2032)×2個
・使用光源:5mm橙色LED×2灯
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ジェントスのLED セーフティバンドを手首に
昼間は手信号なので光る必然性はあまりない。だが、夜間は効果抜群。それに方向指示機としてオレンジ(橙)は最適だ。他に青、緑、黄、桃のカラーを展開している。
使い方は簡単。細長いベルトの両サイドに付属のゴムバンドのフックで引っ掛け、ブレスレット状にして腕や手首に付けるだけだ。押しやすい大型のボタンを一回押すと常灯。さらに押すと点滅になり、再度押すと消灯する。これを手首に巻けばとても目立つ。
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カタログによると点滅で100時間は連続して使えるので、連続使用でも良いが、ボタン電池2個なのでそのコストも安くはない。そこで使用するときだけ点灯させたいが、片手での操作は難しいのが悩ましい。
そこで、何とか右左折など合図の前に点灯できないか、工夫してみた。写真のように手のひらのすぐ近くにルーズにはめると、中指がなんとか届く。これでハンドルバーも握れなくはない。またはブレーキレバーの上の突起に当てるとスイッチが入れられそう。今後もなんとか一工夫してみたいが、できない場合は常時点滅使用だ。実際使うと常時点滅はとても注意を引くで安全性が高そうだ。
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使ってみると右手首でオレンジのリングが光り、後方車はもちろん、対向車からも明確に見えるためとても安心感があり、実際に効果的だ。願わくばスイッチの位置が指で押しやすい位置にあると、片手で簡単にオンオフできて便利だが、それは新モデルに期待したい。USBで充電できるようになるとさらに嬉しいところだ。
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カラー展開は青、橙、緑、黄、桃の5色