前田健太が渡米、ロスで代理人と情報交換 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

前田健太が渡米、ロスで代理人と情報交換

スポーツ 選手
前田健太 参考画像(2014年11月12日)
  • 前田健太 参考画像(2014年11月12日)
ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す広島の前田健太投手が、12月14日に米国ロサンゼルスに到着した。ロサンゼルスを拠点に活動する代理人アダム・カッツ氏と情報交換を行うほか、メジャー各球団の施設を見学するものと思われる。

ロサンゼルスに降り立った前田に日本のファンからは、「頑張ってマエケン」「ドジャースで決まりですね」「ドジャースが本命ぽいね」「ドジャースかパドレスかな」などの声が寄せられている。

●例年になく大物の去就が早く決まる誤算
前田のメジャー移籍は、アリゾナ・ダイヤモンドバックスが本命と思われていた。だがダイヤモンドバックスは、ドジャースからFAになったザック・グレインキー投手を獲得。続いて前田への興味を報じられていたサンフランシスコ・ジャイアンツも、14日にカンザスシティ・ロイヤルズからFAになっていたジョニー・クエト投手と6年契約で合意したことが発表された。

今年のメジャーは例年になく大物選手の去就が早く決まっている。グレインキーやクエト、ボストン・レッドソックスと契約したデビッド・プライス級の投手が早々と決まってしまったのは、前田の代理人カッツ氏にとって誤算だった。大型補強に成功した球団はマーケットから撤収しており、複数球団で競わせ購買意欲や契約条件を吊り上げる戦略が採りづらい状況にある。

●グレインキー、クエトを逃したドジャースの焦り
ドジャースの地元紙『Los Angeles Times』は14日、クエトをジャイアンツに獲られたことで「ドジャースはナ・リーグ西地区の軍拡競争で後れを取っている」と報じた。

記事では「たとえ岩隈を獲得したとしても、ドジャースはさらなるローテーション投手の追加が必要だ」と訴えられている。本来それはクエトになることが期待された。しかし、ジャイアンツに決まったため、ドジャースは次善の策を講じねばならない。

そこで果たして前田健太の名前が挙がったか。今後の動きが注目される。
《岩藤健》

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