クラブW杯、中国企業が冠スポンサーに決定「日本企業は五輪を見据えている」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

クラブW杯、中国企業が冠スポンサーに決定「日本企業は五輪を見据えている」

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12月9日に国際サッカー連盟(FIFA)は、10日から日本で開催されるクラブ世界一決定戦、クラブワールドカップ(W杯)の冠スポンサーに中国企業アリババグループの自動車ブランド「アリババEオート」がつくと発表した。

長く冠スポンサーを務めてきたトヨタ自動車が前回大会で撤退し、代わって今回から2022年までの8大会はアリババグループがスポンサーになる。東京都内で会見を行ったFIFAのバイル・マーケティング部長は、「トヨタの代わりになるスポンサーを日本のマーケットで探していた。しかし、みなさんも想像できると思うが、日本の企業の多くはまず五輪を見据えている」と今回の決定について説明した。

FIFAは汚職問題で幹部が逮捕されたほか、ゼップ・ブラッター会長も暫定的な職務停止状態にある。イメージがいいとは言えず、スポンサー探しは難航した。

「難しくなかったと言えば嘘になる。この状況と環境の中でFIFAブランドを売ることは、ご想像のとおり簡単ではなかった。現実的にこの状態は再建案が理事会で承認され、2月26日に次期会長が選出されるまで変わらない。しかしFIFAブランドはまだ健在で、W杯やクラブW杯といった主要大会は、まだ多くの企業にとって魅力的であると確信している」

クラブW杯は12月10日、サンフレッチェ広島対オークランド・シティの一戦で開幕する。
《岩藤健》

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