【THE ATHLETE】商社マンボクサー世界を獲る…木村悠が初挑戦でタイトル奪取 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE ATHLETE】商社マンボクサー世界を獲る…木村悠が初挑戦でタイトル奪取

オピニオン コラム
WBC世界ライト・フライ級タイトルマッチ ペドロ・ゲバラ対木村悠(2015年11月28日)
  • WBC世界ライト・フライ級タイトルマッチ ペドロ・ゲバラ対木村悠(2015年11月28日)
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宮城県仙台市のゼビオアリーナ仙台で11月28日、ボクシングの『TOUCH!WOWOW2015 生中継!エキサイトマッチスペシャル』がで行われた。

ペドロ・ゲバラが持つWBC世界ライト・フライ級タイトルに挑んだ木村悠は、戦前の予想も序盤の劣勢も跳ね返し、2-1の判定(115-113、115-113、111-117)で世界タイトルを奪取した。

■異色の"商社マンボクサー"木村

木村は32歳にして世界タイトル初挑戦。アマチュア時代に全日本選手権優勝の実績もあるが、それよりもプロ転向後にやや異色の経歴を歩んだことで有名だ。

2008年、プロ6戦目にして初黒星を喫した木村は、自分を鍛え直すためとして東京都内の専門商社「植松エンジニアリング」に中途入社。それまでのアルバイト生活をやめ、フルタイムの仕事をしながら退社後にジムへ直行する日々を約7年続けた。こうした生活を木村は、「社会人経験を積むことでプロとしての責任感が磨かれた」と話す。


WBC世界ライト・フライ級タイトルに挑んだ木村悠

だが、いいことばかりだったわけでもない。アマチュア時代にライバルだった八重樫東、五十嵐俊幸らが先に世界チャンピオンになるのを複雑な気持ちで見たこともあった。

これも何かの縁か。今回の対戦相手ゲバラは2014年12月、八重樫を左ボディブローで沈めタイトルを奪取したボクサー。プロ戦績は26勝17KO1敗1分け、約1年ぶりの来日で今回が3度目の防衛戦だった。

試合前は「相手を意識しすぎてもいけない。先手を取っていきたい」と語っていた木村。だが技巧派のチャンピオンに苦しめられ、序盤は手数が少なかった。流れが変わり始めたのは第6ラウンドから。

■距離を潰してボディ攻めからの逆転

WBCではオープン・スコアリング・システムにより、第4ラウンドと第8ラウンド終了後に採点の途中経過が発表される。第4ラウンド終了後、場内に発表された採点はジャッジ3者ともゲバラ優勢。このまま判定になれば負ける木村は、挽回しようと積極的に前へ出て行く。だが逆にゲバラの強烈な一撃をもらってしまう。



ここで木村は無理に打ち合わず、ダメージの回復を待ちながら冷静に相手を見た。その過程で戦前から用意していた出入りの激しい作戦をやめ、前に出て距離を潰す作戦に切り替えた。そして至近距離からボディを攻める。これが当たった。

序盤からパンチを振ったゲバラは、ボディが効いたこともあり終盤にかけて動きが鈍った。第8ラウンド終了時の判定では依然として負けていたものの、その差は確実に詰まっていた。逆転のムードに場内もどよめく。

終盤は相打ちのパンチも増えた。見ている人間はヒヤリとする場面だが、木村自身は「後半は怖いパンチがなくなっていた」と、相手の消耗を冷静に見極めていた。

■「この階級で最強のチャンピオンになります」

フルラウンド戦い抜いた試合は判定に委ねられた。中盤以降の接戦を反映しジャッジの意見は割れる。117-111でゲバラを支持したのがひとり、ふたりが115-113で木村の勝ちとした。



序盤にリードしたゲバラだが終盤、最後の4ラウンドは木村の圧力に屈した。勝った木村は勝利者インタビューで、これまでサポートしてくれたすべての人に感謝の言葉を述べた。プロ10年目にしてつかんだ栄光。万感の思いが込み上げ、木村は言葉を詰まらせた。

それでも今後の目標を聞かれると、「この階級で最強のチャンピオンになります」と高らかに宣言。他団体王者との統一戦にも意欲を見せた。
《岩藤健》
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