全日本スキー連盟は、Japan Ski Team Take Off記者会見を10月26日、都内で行った。
会見には、葛西紀明選手、伊東有希選手らがゲストとして登壇した。トークコーナーでは、以下のようなやりとりが行われた。
---:伊藤選手は世界選手権で銀メダルを獲得しましたが、うまくいったシーズンだったでしょうか?
伊藤選手:いえ、表彰台に上がれたのは世界選手権だけだったので、今年はワールドカップでもいい成績を残したいと思います。
---:今シーズンはどういったシーズンにしていきたい?
葛西選手:W杯で最年長優勝記録を更新したいこと、あとはW杯ランキングで1位を取ること。僕の中では、オリンピックで金メダルを取ることと同じレベルなので。
---:年齢とトレーニングの関係、変わっていくことはありますか?
葛西選手:ストレスや疲れを溜めないように心がけるようになりますね。「まだまだできるのに怪我してしまう」ということが出てくるので、練習のしすぎにも気をつけます。
---:葛西選手を応援する声はすごいと聞きますが、実際のところはどうなんでしょうか。
葛西選手:僕が飛ぶたびにスタンディングオベーションが起きることもあるので、すごく嬉しいし、やりがいを感じることはあります。
伊藤選手:現地の人たちって、自国の選手はすごい勢いで応援するけれど、他国の選手が飛ぶときはほとんど応援しない、っていうことが多々あるんです。でも、葛西選手が飛ぶときだけは自国の選手並みか、それ以上に応援することがあるので、本当にすごいと思います。私もそんな選手になりたいです。
---:お二人にとってジャンプとは。
葛西選手:「僕の恋人」という感じでしたね。奥さんができてからはなかなかそうも言えなくなってしまいましたけれど。(笑)それでも、一生ついていくぞ、と思える大好きな競技です。
伊藤選手:物心ついた時からジャンプをしてきたので、ジャンプがない人生なんて考えたこともないし、考えることができないような存在です。
《大日方航》
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