欧州での華々しいキャリアを終えた名選手が、このところ大西洋を渡り北米メジャーリーグサッカー(MLS)に加入する例が増えている。デビッド・ベッカムの移籍でも注目された北米市場は、選手たちに魅力的な条件を提示することに成功しているようだ。
今シーズンの選手年俸の詳細が発表され、トップ選手たちが受け取る報酬に驚きの声が挙がっている。最高年俸は2007年にバロンドールも受賞した、ブラジル人MFカカの660万ドル(約8億円)だった。ボーナスも含めた総額では716万7500ドル(約8億6000万円)に達する。
スティーブン・ジェラード、フランク・ランパードといったプレミア勢も負けておらず、ともに600万ドル(約7億2000万円)超の報酬を得ている。
MLSにはピークを過ぎた選手が集まる年金リーグといった見方もある。そうした揶揄に反発する選手もいるが、サッカー人気の高まりで北米が魅力的な場所になったことを否定する人はいないだろう。
《岩藤健》
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