全米オープンテニスは9月9日、男子シングルス準決勝が行われ、第2シードのロジャー・フェデラーが第12シードのリシャール・ガスケを6-3、6-3、6-1のストレートで下した。
完勝という言葉が相応しい展開だった。今大会を通じ好調のフェデラーは、序盤からガスケを圧倒し、50本のウィナーと16本のエースを決めた。4回戦では立ち上がりに苦しんだサーブの精度も、試合を通してファーストサービスの確立が76%と高かった。難敵と思われたガスケも寄せつけず、わずか1時間27分で勝ち上がった。
大会6度目の優勝を目指すフェデラーに、「フェデラーの戴冠まであともう少し!今大会も進化し続ける34歳を観ていると情熱が勝る事がよく分かります」「やっぱフェデラー最高やで…」「フェデラーのボレー本当にすごい 凄すぎる」「GSの大会は変われど、ジョコとロジャーはずば抜けてるな」「ベルディヒを破ったガスケにブレークポイントすら与えずストレート勝ちか…」など、圧倒的な強さと評価する声が多い。
準決勝の対戦相手はスイスの後輩スタン・ワウリンカに決まった。両者の対戦は過去フェデラーが16勝3敗と大きく勝ち越している。だが6月の全仏オープンでは、ワウリンカがストレート勝ちしており、20度目の対戦もどうなるか注目だ。
《岩藤健》
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