男子テニスのウェスタン&サザンオープン決勝が8月23日に行われ、第2シードのロジャーフェデラーが第1シードのノバク・ジョコビッチを7-6、6-2で破り、大会連覇を達成した。
準決勝で腹部を痛め薬を処方してもらう場面もあったジョコビッチ、体調は万全からほど遠いものの、マスターズ大会全制覇の偉業に向け5度目の決勝戦に臨んだ。
対するフェデラーは過去6度この大会を制し、今回も初戦から1ゲームもブレークさせず、圧倒的な内容で勝ち上がってきた。
決勝は現時点でのコンディションの差がそのまま現れた。第1セットのジョコビッチは自分のサービスゲームをキープするものの、フェデラーのサービスはブレークできない。フェデラーはサーブの威力とネットプレーで常に先手を取り、タイブレークの末にセットを先取した。
第2セットに入るとフェデラーの優位はさらに鮮明となり、ジョコビッチは勢いを止められなかった。
大会史上最多7度目の優勝を達成したフェデラーに、「最近のフェデラー本当に強い」「やっぱりフェデラーやってくれたぜ!」「今のフェデラーに勝てる人がいないと思うくらい凄かった」「マレー、ジョコビッチにブレークポイントを与えなかったとか。 いつまで全盛期なんだ」「やっぱりまだまだプレーを見たいし、今から来年の全英期待してる」など、衰え知らずのパフォーマンスにファンも驚いた。
この優勝によりフェデラーはアンディ・マレーを抜き、世界ランキングで2位に浮上する。
《岩藤健》
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