柔道の男子60キロ級でオリンピック3連覇を果たした野村忠宏が、8月29日の全日本実業柔道個人選手権大会で引退することが分かった。公式サイトで24日に発表された。
野村は1996年のアトランタ五輪で優勝し、以後2000年のシドニー五輪、2004年のアテネ五輪でも金メダルを獲得した。柔道でオリンピック3連覇を成し遂げた史上初の選手。
歴史的偉業を達成した柔道家の引退に、「お疲れ様でした。彼のおかげで柔道を見るようになって、好きになって、技を覚えましたよ」「野村さんはホント超人。現役長く続けるのがどれだけしんどいか」「野村忠宏選手、お疲れ様でした! 天才的柔道スタイル大好きでした」「偉大なアスリート。 現役生活、お疲れ様でした」「野村選手、本当にお疲れ様でした。かっこいい柔道を見せてくださってありがとうございます」など多くの人が別れの言葉を寄せている。
近年は靱帯断裂など大怪我に悩まされながらも、40歳まで現役を続けてきた野村。最後の大会で天才柔道家らしい一本に期待したい。
《岩藤健》
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