8月15日に行われたプレミアリーグ第2節、サウサンプトン対エヴァートンの試合は、エヴァートンが敵地で3-0と完勝した。サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は2試合連続でフル出場した。
サウサンプトンは前半でロメル・ルカクに2得点を許すと、後半にも追加点を奪われ、ホームで良いところなく完敗。試合後のロナルド・クーマン監督は、「次節は全員がベストな状況で臨めるよう準備したい」と話し、怪我人が多い状況に頭を痛めていた。
「怒ってはいない。セットプレーや組織力の細かい部分には怒りを感じることもあるだろうが、普通の状態ではなかったね。シーズンは始まったばかりで、新しい選手も加入したから、昨季と比較することはできない。タフなメニューをこなして、より成長していかなければならない。全員がベストな状態で次の試合に臨めるよう準備しなければ」
昨シーズン終盤から8試合で勝ち星がひとつしかないサウサンプトン。躍進を支えた守備も、そのうち7試合で2失点以上と混乱が見られる。クーマン監督は修正に時間がかかると話した。
「言い訳はしたくないが少し運がなかった。守備で変更をしなければならなかったからね。チーム全体にアグレッシブさが足りなかった。普段のようなコンパクトなプレーができていなかった。その部分の質を昨シーズンのように高めていかなければならない。おそらくもう少し時間が必要だ。今日の出来は良くなかった」
サウサンプトンは今夏、トッテナムから期限付きでスティーヴン・コーカーを獲得し、ホセ・フォンテとともにCBを守らせる計画だった。だが体調に問題があり、この試合は吉田が代わって先発していた。
吉田にとってはレギュラー獲りへアピールする機会でもあったが、開幕から2試合で監督の求める結果を残すことはできなかった。
《岩藤健》
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