プレミアリーグが開幕し、日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンは8月9日、ニューカッスルとアウェーで対戦した。吉田はセンターバックでフル出場しヘディングシュートを放つなど好守に積極的な動きを見せたが、試合は2-2の引き分けだった。
この試合ではニューカッスルの新戦力FWアレクサンダル・ミトロビッチが途中出場したものの、激しいタックルで1分と経たず警告を受けた。さらに吉田へヒジ打ちしたようにも見えたが、これは警告を免れている。ミトロビッチの蛮行について聞かれると、ニューカッスルのスティーブ・マクラーレン監督は会見で苦い表情を浮かべた。
「彼はああいう選手だ。気後れするような選手じゃないし、アピールするためにプレーしていた。退場にならなかったことは幸運だった。レッドカードでも抗議の余地はなかっただろうから、ラッキーだった」
ミトロビッチは昨シーズン37試合で20ゴールを挙げ、ベルギーリーグで得点王に輝いた。才能豊かな20歳をニューカッスルは5年契約で獲得したが、開幕戦は先の思いやられるデビューになってしまった。
《岩藤健》
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