日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトンは8月15日、プレミアリーグ第2節でエヴァートンと対戦する。開幕戦でフル出場した吉田は、この試合でも先発が予想される。
CBのライバルだったトビー・アルデルヴァイレルトが今夏、トッテナムに移籍し、昨シーズンの躍進を支えたディフェンス陣は新しい選手を入れ再編成されることになった。
だがチームは怪我人や体調の優れない選手も多く、吉田は第2節も先発が濃厚だ。今夏QPRから期限付きで獲得したスティーヴン・コーカーについて、ロナルド・クーマン監督はまだ試合に出られる状態ではないと話した。
「コーカーは鼻炎で2日間病院にいた。今週末の試合でプレーできる状態ではない。木曜日の試合までには復帰できるだろう」
また、クーマン監督はキャプテンを務めるジョゼ・フォンテについて、移籍の噂を否定した。
「フォンテは我々のキャプテンだ。強いディフェンダーでチームにとって、GKケルビン・デイビスのような存在でもある。彼を売ることは考えていない。彼はチームの一部でありキャプテンだ。売ることなどあり得ない。DFをもうひとり獲得しようとしているが、少し不運な状況だ。CBがふたり怪我をしているし、右SBも負傷中だから、どちらのポジションを優先させるべきか少し難しくなっている」
万全であればフォンテとコーカーが、CBのファーストチョイスと見られるサウサンプトン。さらにチームはプレミアリーグとヨーロッパリーグでの厳しい戦いを見据え、ディフェンス陣の強化を図りたい考えだ。
イングランドで4シーズン目を迎えた吉田には、今年も厳しいポジション争いが待っている。
《岩藤健》
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