2015年ツール・ド・フランス、7月10日の第7ステージでイギリスのマーク・カベンディッシュ(エティックス・クイックステップ)がゴールスプリントを制し、約2年ぶりとなるツール通算26度目のステージ優勝を飾った。
昨年は第1ステージで負傷リタイア、今大会では2度スプリントのチャンスで敗れていたカベンディッシュだが、この日は一度囲まれながらもライバルを逆転。家族の前でうれしい勝利をつかんだ。
「過去2回のスプリントで、チームはいいスプリントをした。でも僕はあまりにも不安で、早めに飛び出していたんだ。一瞬のためらいは、1人、2人に追い抜かれ、スプリントが終わるには十分だ。今日はこれ以上イライラしないことにかかっていたけど、僕はあやうく遠くから飛び出すところだった」
「クリストフが飛び出すのを待っていたら、遅れそうになった。グアルニエリ(クリストフのアシスト)をかわしたけど、パニックになりかけた。もしグライペルが僕をフェンスへと押しやったら、負けていただろう。でも、彼はジェントルマンだ。真っ直ぐスプリントした。僕は前回と同じパワーだったけど、勝利したのはタイミングの問題だった」
「トニー・マルティンは、悲しいかたちでマイヨジョーヌを失った。僕たちにとって大きな損失だ。僕たちは12人でツールをスタートしたようなものだったけど、8人になってしまった。今日は彼のために勝ちたかった。この勝利を彼に捧げるよ」
「26勝はすべて特別だ。前回勝ってから、ずいぶん経ったね。2年間だ。妻と娘がいるところで勝者として戻ってこれたのはうれしいよ」
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