2015年ツール・ド・フランス、7月9日の第6ステージ。2013年ツール王者のクリストファー・フルーム(スカイ)もゴール前の落車で足止めされ、軽傷を負った。
ゴール前、マイヨジョーヌのトニー・マルティン(エティックス・クイックステップ)が、他車との接触でバランスを崩して落車。ナイロ・キンタナ(モビスター)、ビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)、ティージェイ・バンガーデレン(BMCレーシング)らも巻き込まれた。フルームは完全には落車しなかったが、ヒザを打ち、バイクも故障した。
しかし、鎖骨骨折したマルティン以外の選手は軽傷で、フルームも救済措置でタイムを失うことなくゴールした。
「ヒザの骨を打って、少し血が出ていた。でも、それ以上じゃない。すべて大丈夫だよ。後輪が曲がって乗れなかったから、コース脇で待っていたんだ」
「ゴールまでは、今日のステージは今までで一番単純だった。天気もよかったし、クレイジーな風もなかった。レースのペースは少しリラックスしていた」
「僕はトラブルを避けることがすべてだったし、チームメイトは僕を集団前方にキープするため頑張ってくれた。ここまでの展開には満足だよ。これ以上は望めないだろう。このまま続くことを願っているよ」
マルティンのリタイアにより、第7ステージでは総合2位のフルームが繰り上げでマイヨジョーヌを着ることになりそうだ。
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