2015年ツール・ド・フランス、7月8日の第5ステージ。スロバキアのペーター・サガン(ティンコフ・サクソ)はゴールスプリントで強力な追い上げを見せたが、アンドレ・グライペル(ロット・スーダル)にわずかに届かず2位に終わった。
不安定な天候でのレースとなったこの日、マイヨブランを着るサガンはエースのアルベルト・コンタドールを守りながらも、最後は自分のチャンスに賭けた。しかし、後方からのスプリントとなり、優勝にはあと一歩届かなかった。
「今日のチームはいいレースをした。アルベルトは安全にフィニッシュし、僕は2位だった。あとちょっとだったね。ラスト数100mはかなり後方にいて、ちょっと遅れた。でも全体的にはよかったよ」
「ラスト100mは10番手と単純に後ろすぎたし、グライペルを捕まえきれなかった。彼のような選手を倒すのは難しいね。2位には満足だ。ラスト5kmは自由に自分のレースをできたし、自分の位置取りをしようとしたけど、多くの選手が後ろからやってきて、ラスト100mは何mも挽回しなければいけなかった」
第6ステージはやや上り勾配のゴールで、サガンにとっては大きなチャンスだ。
「今日はそんな展開だったし、毎日違うストーリーがある。雨、風、落車も多くて今日もクレイジーだったね。こういう日は、みんなエースを守るために前に行きたがるし、それが集団の緊張を作り出す。明日はコンディションと風次第だね。僕はアルベルトをアシストしたいけど、最後はいい結果を出せるかもね」
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