2015年ツール・ド・フランス、7月8日の第5ステージ。前日の勝利で総合首位に立ったドイツのトニー・マルティン(エティックス・クイックステップ)は、今大会初めてマイヨジョーヌを守った選手となった。
雨と風でこの日も油断のできないレースとなったが、マルティンはエーススプリンターのマーク・カベンディッシュをアシストしつつ無事に集団内でゴール。再びマイヨジョーヌに袖を通した。
「昨晩はよく眠れなかった。たぶん午前2時ぐらいに眠りについたし、朝は早く目が覚めた。でも、大丈夫だよ。調子はよかったし、すぐにマイヨジョーヌのことを考えた。僕に多くのパワーと士気をもたらしてくれるんだ。今後数日はもっと眠れるといいね。そうでないとパリに着かないよ(笑)」
「レースはラスト1.5kmまでカベンディッシュを引っ張ってから、ジャージのために安全に走った。レースは緊張感が高く、クラッシュや位置取り争いも多かった。マイヨジョーヌを着ているんだと考える時間もなかったので、あまり楽しめなかったよ」
「できる限り長くジャージを守りたい。でも、現実的に山岳に入るとベストライダーと一緒には残れないだろう。目標はチームタイムトライアルまで守ることだ。山岳じゃないよ」
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