7月2日の神宮球場、ヤクルトが阪神に3連勝し首位に立った。最下位転落からわずか10日での奪首だ。この結果によりセ・リーグで唯一勝ち越していた阪神の勝率が5割に逆戻りし、再びリーグから貯金が消えた。
首位に立ったヤクルトだが勝敗は37勝37敗1分けの5分。快調に走ってるとは言い難い。原因は交流戦にある。今年のセ・リーグはパ・リーグに大きく負け越し、セ球団で交流戦を勝ち越せたのは阪神(10勝8敗)だけだった。
上位陣は軒並み負け越し、中でも交流戦前は長く首位に立っていたDeNAが3勝14敗1分けの大失速。勝ち越した阪神と、5分の成績で終えられた広島が上位陣との差を縮めた。これによりセ・リーグは現在、1位から5位までが1.5ゲーム差にひしめく大混戦。
先が読めず三日天下を繰り返すリーグに「セリーグ全球団貯金0の現状でどこが強いとか言えないよね」「いまだにセリーグのチーム貯金なしって…」「パリーグの差の開きっぷりも、セリーグの団子(貯金のなさ)も酷いなこれ」「セリーグやばいな。首位から5位までが1.5ゲーム差で、全チーム貯金なしとか」「混戦といえば聞こえはいいが、これではセリーグはパリーグの2軍みたいなもの。情けなすぎる」など、ファンの間にも困惑が広がっている。
各球団これだという決め手に欠け抜け出せない混戦。ここからいち早く飛び出すチームはどこだ。
《岩藤健》
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