オリックス対阪神の“関西ダービーが”6月12日、京セラドームで行われオリックスが延長十回に安達了一の適時打で1-0のサヨナラ勝ちを収めた。
阪神先発のランディ・メッセンジャーが6安打されながらも点は与えず、9回を無失点7奪三振で抑えると対するオリックスも山崎福也が6回を2安打無失点の好投。リリーフ陣も阪神打線を1安打に抑えた。
阪神は十回のマウンドに福原忍を送る。この福原をオリックスが1アウトから攻め、連打で一塁、二塁のチャンスを作り出す。そして安達了一がカウント2-0から3球目をセンター前に弾き返し、満塁にチャンス拡大と思われた。
ところが、ここで柴田講平がボールを弾き、三塁上で止まっていた二塁ランナー中村一生が一気に生還。思わぬ形でオリックスが勝利した。
試合後に阪神の和田豊監督は「あの打球なら焦る必要ないのに」と話し、2試合連続のサヨナラ負けを悔やんでいる様子だった。
接戦を物にしたオリックスファンからは「今のオリックスは投手陣中心の守りのチーム。ストレス溜まりますが、このような勝ち方が次につながると思います」「福也君ナイスピッチング。メッセ相手で援護点があまり期待出来ないなか良く投げた」「福也はテンポ良く、ナイスピッチング。もっと見たかったけど、次回に期待」と、先発した山崎が試合を作ったという声が寄せられている。
一方の阪神ファンは「サヨナラもだけど3安打しかできない打線が問題！」「そもそも打てない打線が問題」など、今シーズンずっと言われてきた得点力不足への不満が募っているようだ。
《岩藤健》
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