【ヒッキーのスポーツながら見】記録的大熱戦――ウォリアーズ対キャバリアーズのプレイオフファイナル第1、2戦 3ページ目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ヒッキーのスポーツながら見】記録的大熱戦――ウォリアーズ対キャバリアーズのプレイオフファイナル第1、2戦

オピニオン コラム
ゴールデンステート・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズ(2015年6月4日)
  • ゴールデンステート・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズ(2015年6月4日)
  • レブロン・ジェームズ(2015年6月7日)
  • ステファン・カリー(左)とクレイ・トンプソン(2015年6月4日)
  • ゴールデンステート・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズ(2015年6月4日)
  • イマン・シャンパート(2015年6月4日)
  • ステファン・カリー(手前)とマシュー・デラヴェドバ(2015年6月7日)
  • ゴールデンステート・ウォリアーズ(2015年6月7日)
一方の第2戦は17-21とキャバリアーズがベンチポイントでも持ち直し、レブロンの大活躍がありつつも、チームとしての機能を取り戻して勝利を収めました。ウォリアーズの安定感に敗北を喫したキャバリアーズが、第2戦で修正してきた格好となったオークランドでの2戦。キャバリアーズの本拠地クリーブランドに戦場を移しての第3戦は、ウォリアーズが件の安定感をいかにして取り戻すかが焦点になりそうです。

その個人的な見どころをふたつ記して、今回のコラムの結びとしたいと思います。
ひとつはカリーのオフェンス対デラヴェドバのディフェンスです。第2戦のキャバリアーズの勝利には、デラヴェドバのディフェンス力があります。カリーはフィールドゴールが26分の5と信じられないほど低い確率で第2戦を終えました。


カリー(手前)とデラヴェドバ

得意のスリーポイントシュートもたったの2本しか沈めていません。いずれもデラヴェドバがついていないときに決められたものです。ウォリアーズがチーム力で勝負するチームとはいえ、カリーの存在感なしにレブロン率いるキャバリアーズに勝利することはむずかしいでしょう。

第2戦の敗北を踏まえて第3戦で修正したいウォリアーズにとって、デラヴェドバのディフェンスの中でいかにカリーに得点させるかが注目です。第2戦の接戦はクレイ・トンプソンの爆発によるものです。これがなければ接戦もなかったでしょう。やはりカリーが機能することは、ウォリアーズにとって勝利の必須条件です。

もうひとつの見どころは、"ウォリアーズがどのように流れを作っていくか"です。第1戦キャバリアーズは接戦を落としましたが、キャバリアーズがペースを握っていたと言っても過言ではありません。それは第2戦においても同様でした。ホームに戻るキャバリアーズは、その流れを離さないように戦うでしょう。


ゴールデンステート・ウォリアーズ

ウォリアーズはアウェイでペースを握られたまま勝利を掴むのは困難を極めるはずです。アウェイの地で勝利を収めるために、ウォリアーズがいかに流れを自分たちの方に持ってくるかも、勝敗の鍵となりそうです。

両チーム1勝1敗の五分で迎える第3戦。記録づくしで始まったファイナルにふさわしい戦いを期待しましょう。
《ヒッキー》

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