ボルシア・ドルトムント所属の香川真司は4月18日、ドイツ・ブンデスリーガ第29節のパーダーボルン戦に出場し、今シーズン3ゴール目を挙げ3-0での勝利に貢献した。
試合は前半からドルトムントが支配的に進めるも点を奪えない。それでも0-0で始まった後半の立ち上がり3分、ピエール=エメリク・オーバメヤンが右サイドから上げたクロスに、ヘンリク・ムヒタリアンが頭で合わせドルトムントが先制した。
後半10分にはオーバメヤンが追加点を奪い、35分には味方のパスから相手ディフェンスを振り切った香川が、駄目押しの3点目を決めた。
ドルトムントは先日ユルゲン・クロップ監督が退任を発表したばかり。リーグ制覇や欧州チャンピオンズリーグ準優勝など、ドルトムントの一時代を築いたクロップ監督だが今シーズン、チームは一時最下位に落ちるなど低迷を続けた。退任にあたっては「自分がこのチームにとってベストな監督か自信が持てなくなった」という発言もあり、チームは新しい指導者の下で新たにスタートすべきとの見解を示していた。
退任を発表してから初めての試合ということもあり、大きな注目を集めた一戦。ドイツで自分を育ててくれた恩師クロップ監督に、香川はゴールという結果で恩返しした。
《岩藤健》
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