【THE REAL】3度目のターニングポイント…チェルシー移籍を熟慮する武藤嘉紀に見る自立力 2ページ目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE REAL】3度目のターニングポイント…チェルシー移籍を熟慮する武藤嘉紀に見る自立力

オピニオン コラム
武藤嘉紀 参考画像(c)Getty Images
  • 武藤嘉紀 参考画像(c)Getty Images
  • 武藤嘉紀 参考画像(c)Getty Images
  • エデン・アザール 参考画像 (2015年1月11日) (c) Getty Images
  • 武藤嘉紀参考画像(2014年10月10日)
  • サッカー日本代表対ベネスエラ代表(2014年9月9日(c)Getty Images)

■18歳の決断

最初のターニングポイントは2010年の夏。FC東京のユースチームに所属していた当時18歳の武藤は、チームから打診されたトップチームへの昇格を熟慮した末に断っている。

4歳でサッカーを始めたときから、プロサッカー選手になることを夢見てきた。FC東京のジュニアユースから順調にステップアップを果たし、実際にプロへの扉が開かれかけたときに、あえて回り道をすることを決めたのはなぜなのか。武藤はこう振り返ったことがある。

「サッカーを仕事にして、大人たちと戦っていく覚悟と自信がなかったんです」

慶應義塾高校に通っていた武藤はこのとき、サッカー人生の青写真を描き直している。内部進学できる慶應義塾大学で体育会ソッカー部に入部して、心技体をプロ仕様に成長させる。弱肉強食のプロの世界で生き抜いていくための絶対的な自信を手に入れたと確信したときに、新たな決断を下すと---。

【次ページ 大学3年時の決断】

《藤江直人》

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