欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグ。シャルケ(ドイツ)に3-4で敗れながらも、2戦合計スコアでベスト8進出を決めたレアル・マドリードに、カルロ・アンチェロッティ監督は頭を悩ませている。
会見でも「本当に申し訳なく思う。クラブのイメージを悪くしてしまう試合だった」と、まず口を突いて出たのは謝罪の言葉だった。
「我々が受けたブーイングはすべてが完全に正当なものだ。それが今後の試合に向け、さらなるモチベーションに繋がるだろう。戦いぶりが酷かったのは分かっている」
チャンピオンズリーグだけでなく、最近はリーガ・エスパニョーラでも調子を落としている。第26節の結果により、とうとう首位をバルセロナに明け渡した。
急な失速の理由は何か。アンチェロッティ監督は多くの部分で問題を抱えているとした。
「我々には自信が欠如している。フィジカルの部分もやや低下している。攻撃や守備や意欲や集中力など、多くの部分に問題を抱えている。言いたいことを言ってくれて構わない。我々の今の戦いぶりは非常に悪いものだ」
連覇を目指し、2014年はリーガでも好調だったレアル・マドリード。年明けからまったく別のクラブになってしまったチームを、アンチェロッティ監督は立て直すことができるか。
《岩藤健》
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