【自転車ドーピング問題】227ページに及ぶドーピング報告書…アームストロング、ビノクロフら関係者174人に事情聴取 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【自転車ドーピング問題】227ページに及ぶドーピング報告書…アームストロング、ビノクロフら関係者174人に事情聴取

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ランス・アームストロング 参考画像(2013年1月14日)
  • ランス・アームストロング 参考画像(2013年1月14日)
  • アスタナのアレクサンドル・ビノクロフ(2014年7月10日)
  • UCIのブライアン・クックソン会長(2013年9月28日)
UCI(国際自転車競技連合)は3月9日、CIRC(自転車競技独立改革委員会)による227ページにおよぶドーピングに関する報告書・勧告書を発表した。

CIRCは、2014年1月に設立されたUCIから完全に独立した機関。スイスのディック・マーティ博士、ドイツのウルリッヒ・ハース教授、オーストラリアのピーター・ニコルソン氏ら専門家が指揮を執り、13カ月間の調査を行ってきた。

この間、世界中で174人に事情聴取を行った。対象となったのは、UCI関係者、チーム関係者、各国の競技連盟関係者、医療専門家、選手・元選手、アンチドーピング団体、法律関係者、スポンサー、レース主催者、ジャーナリストなど。

事情聴取に応じた人物は、合意のもとに報告書に名前が掲載されている。主な人物は下記のとおり。

・UCI関係者
ブライアン・クックソン(イギリス、現UCI会長)
パット・マッケイド(アイルランド、前UCI会長)

・チーム関係者
ビャルネ・リース(デンマーク、ティンコフ・サクソ監督、元ツール・ド・フランス優勝者)
ジョナサン・ボーターズ(アメリカ、キャノンデール・ガーミンGM、元選手)
アレクサンドル・ビノクロフ(カザフスタン、アスタナGM、ロンドン五輪金メダリスト)

・選手/元選手
ランス・アームストロング(アメリカ、ツール・ド・フランス7度優勝も後にタイトルはく奪)
クリストファー・フルーム(イギリス、ツール・ド・フランス優勝者)
タイラー・ハミルトン(アメリカ、元選手、アームストロングの元チームメイト)
ミカエル・ラスムッセン(デンマーク、2007年ツール・ド・フランスでドーピング容疑)
リカルド・リッコ(イタリア、2008年ツール・ド・フランスでドーピング容疑)

クックソンUCI会長は「過去に関するCIRCレポートは、我々のスポーツ(自転車競技)を愛する者にとって読むのが耐え難いが、自転車競技がここからよりよく、より強固なものになっていくと信じている」と報告書の内容を評価している。
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