【南日本グルメライド】クライマーズ・ハイ初体験記 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【南日本グルメライド】クライマーズ・ハイ初体験記

オピニオン コラム
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暖かくなったので、好天候の日にグルメライドへ行ってまいりました。

クライマーズ・ハイという言葉、よくロッククライミングやボルダーの世界でききますね。自転車では山なんてただ単に苦しいだけです(笑)

「自分が速くなってきた。」「強くなってきた。」「登れるようになった。」「平均速度あがった。」乗れば乗るほど上達の実感がわくスポーツ。それが自転車。グルメのために乗って、店の閉店の後に行き着いたり、目当てのメニューが頼めなかったり、お客さんが多くて断られたり。悲しい虚しい思いをしたのは数知れず。

強くなる練習。そのために峠を登る。というようなことを繰り返していくうちに気がついたらここにコラムを書くまでになりました。本日も田んぼの裏やら高速道の裏道やら起伏に飛んだルートを山あり谷ありと走りましたよ。

こちらは鹿児島市内なのですが、市境、高速道の脇の道、田んぼの道って探せばあるものです。そんな道を通っているとやっぱり脚に来ます。そして私の選んだルートのトドメは九州道薩摩吉田ICより桜島ビュースポット寺山公園。高低差234m、距離は約7.8km。

私の体はすでに登りはいいだろうと悲鳴をあげますが、粘る私。

その時でした。走っていると。

急に体が軽くなり、通常の3倍ほどの速度が出るのです。

これがクライマーズ・ハイ。真っ赤なウェアを着てきてよかったなぁと痛感します(笑)。脇の力が抜け、呼吸が楽に、肩の力が抜けてきて、ペダルを回すのが楽しく感じる瞬間。登坂時間30分ほどで登れました。これは初めての経験で、なにか境地に至った感覚になりました。苦でしかない坂が楽しく感じるときもあるんですねぇ。

そんな後には、つけ麺を頂きました。自転車の後の塩気のあるつけ汁は心地よいですね。ここにやわらかいチャーシュー、暖かい麺、甘辛いチャーシュー丼、〆には茶漬け。やはり体を動かした後の飯って美味しいものです。
《上水流晋》

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