このコラムも6月から始まり、筆者も数々のライドをこなしてきた。ほぼ峠を登り、また登り、登らない時は海風にさらされ、自転車の根源を感じるライドであった。
ライドしていてふと感じたことがある。それは、ロード乗り同士でのあいさつを気兼ねなくしている自分がいる。ときおり峠をランニング中の猛者もおり、快くあいさつをしたこともある。よく登山道でも行き交う人とあいさつをする感覚と同じで、お互いの安全を思ったり、なぜか自分まで元気が出てくる気がする。
ペダルを回すもの同士のシンパシーみたいなのがあると思います。
筆者はロード乗りにあいさつを繰り返すタイプで、追いかけられてあいさつして、意気投合し、「一緒に練習しようよ!」となったのがレーサーのロード乗り。海沿いの道路でローテーション練習をともに行なったことがあります。その相手の方が予想以上に健脚で、自分の貧脚さを痛感して虚しい思いも…。
自転車乗り同士、道の上で縁があり、練習相手も無理やりさせられる(笑)ということもありますので、私みたいな見掛け倒しで走ることはやめたほうがいいですね(笑)。
そんなことを今日のライド中に考えながら、牧場へ行き、峠を登ったり、かかしを見たり、と様々なところ周り、昼食にさっぱりした麺類を頂きました。
活麺というラーメン屋は鹿児島でも珍しい魚介オンリーのスープ。鹿児島でとれた海の幸をスープにとりいれた斬新なラーメンです。スープがこおばしく、上品な味わいです。
ひととおりラーメンを食べ終えたら、替え玉を頼むのではなく、締めにさば節おにぎりを注文するのがこのラーメンのおいしい食べ方。
炙ってあるさば節おにぎりをスープにいれてラーメン茶漬けにすることで、魚介スープにさば節とおにぎりの味が合わさって絶妙です。ペダル回してうんまかラーメンにありつけたなぁと思う筆者なのでした。
《上水流晋》
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