【インタビュー】サンゴリアス主将・流大「ラグビーでチームワークを伝えたい」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【インタビュー】サンゴリアス主将・流大「ラグビーでチームワークを伝えたい」

オピニオン ボイス
サントリーのラグビーチーム「サンゴリアス」でスクラムハーフを務める流大
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  • 【インタビュー】サンゴリアス主将・流大「ラグビーでチームワークを伝えたい」
  • アディダスの『YOUNG ATHLETES CHALLENGE』に登壇した流大(2017年4月3日)
  • アディダスの『YOUNG ATHLETES CHALLENGE』に登壇した流大(2017年4月3日)
国内ラグビー2016-2017シーズンで、トップリーグと日本選手権を制して二冠を達成したサントリーのラグビーチーム『サンゴリアス』。日本代表選手も多く在籍する強豪チームで選手をまとめるのはスクラムハーフ(SH)を担う流大(ながれ ゆたか)選手だ。

2015年にサンゴリアスへ入部し、社会人2年目でキャプテンに抜擢。165cmと小柄なラガーマンはスピードを活かして、フィールドで大男たちを翻弄する。

流選手はアディダス ジャパンが4月3日に開催した小学生向けイベント『YOUNG ATHLETES CHALLENGE』にゲストとして登壇し、挑戦する気持ちを語った。ラグビークリニックなどで子どもと接する機会も多い流選手に、自身のラグビーへの想いや子どもたちに伝えたいことを聞いた。(聞き手はCYCLE編集部・五味渕秀行)

サントリーサンゴリアス主将の流大選手。撮影:五味渕秀行

---:流選手は小学校2年生からラグビーを始めていますが、挑戦しようと思ったのはなぜですか?

流:僕は3歳から水泳をやっていて、小学校1年生から野球を始めました。野球は1年で辞めたのですが、何もしていない時期に両親の友人がラグビースクールのコーチをやっていて「やってみないか」と誘いを受けて、体験したことがきっかけです。

当時は足が速い方だったので、トライを取って、その楽しさを覚えたことからラグビーをやってみようと思いました。

---:サッカーも小学校5年生から始めたそうですが、最終的にラグビーを選んだ理由は?

流:(進学する)高校を決めるときが決断のときで、どちらかに絞らないと行けなくて。両方好きだったのですけど、ラグビーは体格とか色んな強み弱みがある中で活躍できるスポーツだと思っていたので、そこに魅力を感じました。

ラグビーをやっていると色んな人と出会えて、もちろんサッカーもそうなんですけど、ラグビーをやっている人にすごくいい人が多かった。将来そうやってラグビーを通じて人間的に成長できたらいいなと思ってラグビーを選びました。

---:社会人2年目でキャプテンに抜擢されましたね。流選手は学生時代もキャプテン経験がありますが、日本代表選手も多いサンゴリアスでのキャプテンは新しい挑戦になったのではないでしょうか?振り返ってみて苦労点などを教えてください。

流:1年目から歳や実績と関係なく、僕が言いたいことを言ってきたのですが、2年目でキャプテンという役職が付いただけで、やることは変わらなくて。自分が一番ハードワークして、チームに必要なことを言うように意識してきました。

ただ、開幕戦を始め本当に苦しい試合が多くて。そのときは自分のやり方がうまくいっているのか悩んだこともあったのですが、色んな経験のあるリーダーたちと一緒にチームをまとめながら最後は優勝できて良かったです。

---:監督から「こういうキャプテンになってほしい」など指示などはありましたか?

流:そういうのは無くて、「自分らしくやれ」ということと「自分が嫌われ役になってでもチームに必要なことは言え」とは言っていただけました。

スクラムハーフとして活躍する流大選手(中央)。画像提供:サントリーサンゴリアス

---:学生時代のキャプテンと現在のサンゴリアスでのキャプテン、違いを感じる部分はありますか?

流:学生のときはチームに自分と同じか下の年代しかいないので、学校の組織の中で部全体を見ながら、ラグビーもそうですけど私生活とかもコントロールすることが多かったです。

社会人は選手会長もいて、ラグビー以外は選手会長がやってくれます。僕はラグビーだけを引っ張る。ラグビーとチームのカルチャー的な所をしっかり作り上げることだけを考えることが、違いだと思いますね。

---:1チームに15人もいると意見が分かれることもありますよね?

流:この1年もすごく衝突がありました。選手同士もそうですし、選手と監督の衝突もあったのですが、それがあったからこそ最後チームがひとつになれたと思いますし、お互いが言いたいことを言うことで、ひとつの方向にベクトルを向けて行けたことが良かったなと思います。

---:近年のラグビー人気で、新たにラグビーに挑戦する子供も増えています。『サントリー水の国くまもと応援プロジェクトラグビークリニック』では子どもたちにラグビーを教えたそうですね。ラグビーを通じて子どもたちに伝えたいことは?

流:チームワークですね。ボールはひとつしかないのですが、それをトライするためには色んな苦労があって、色んな人が走って、色んな痛い思いをして、最後トライができる。

15人が本当にチームのために、『One for all,All for one』(ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために)と言う言葉がラグビーにはあるのですが、それを体現できる。そういう機会があるたびに、チームワークというの伝えるようにしています。

アディダスジャパンの『YOUNG ATHLETES CHALLENGE』に参加した流大選手。撮影:五味渕秀行

---:ラグビーはケガをすることも多いスポーツです。子どもたちにはタックルが怖い気持ちもあると思います。流選手の怖さを打ち消す、相手に立ち向かう気持ちの作り方があったら教えてください。

流:そういう怖さは正直今でもあります。ただ、いつも思うのは、これで僕がタックルして自分たちの陣地を守れるのであれば、チームのためになるとか勝ちたいという思いがあれば、多分行くことができる。僕はそういうメンタル的な所が大事なんだと思います。

---:流選手はラグビー選手では小柄な方ですが、外国人選手など大柄の選手に立ち向かう時は怖いですか?

流:もちろんそうですね。僕はチームでも小さい方ですし、2mを越える選手が当たってきたときには恐怖を覚えることもあります。ですが、僕はキャプテンでもあり責任感もあるので、自分が痛い思いをしてでも止めようという気持ちになります。

---:逆に小柄だったからこそラグビーで役に立ったことはありますか?

流:小柄ならではの俊敏性やスピードとかですね。僕はパスやキックが強みなので、その辺は大柄の選手よりも長けていると思いますし、それがあるからスクラムハーフでも生きていけると思います。

---:流選手はラグビーの練習以外にサントリーでの仕事もこなす社員選手ですが、練習にはどれくらいの時間が割けるのでしょうか?

流:時期によって違うのですが、シーズン中は午前中12時くらいには仕事が終わって、そこから練習に行く感じです。春は15時くらいまで仕事をしていますね。(練習だけに励むことができる)プロ選手はプロ選手で責任を持ってやっていますし、サントリーでは社員でも十分にラグビーに挑戦できる環境があり、お互いのいい所があると思うので僕は社員を選んでいます。

---:ラグビーと仕事の両立。二足のわらじになりますが、生活で苦労なさったことはありますか?

流:仕事でちょっとうまくいかないことがあっても会社の方々がすごくサポートしてくれるので、いい環境でやらせてもらっています。

アディダスジャパンの『YOUNG ATHLETES CHALLENGE』に参加した流大選手。撮影:五味渕秀行

---:日本ラグビー界は2019年に国内でワールドカップ開催を控えています。それに向けて流選手の目標は?

流:まずはサンゴリアスで必ずいいパフォーマンスを出すことが、一番そこへの近道になります。パフォーマンスを出すための努力をすることですね。

---:世界最高峰ラグビーリーグ「スーパーラグビー」に参戦する日本唯一のチーム『サンウルブズ』に召集されていましたが、サンゴリアスとの違いはありましたか?

流:色んな国籍の選手、色んなチームから集まったコンバインのチームなので、チームの戦術とかに時間をかける準備期間も少なかったです。それがまだ形になっていないのかなとは思いましたが、すごくいいチャレンジをしていると感じました。

---:今シーズンの目標をお願いします。

流:今年もトップリーグと日本選手権を二冠して、二連覇することです。

---:最後に、流選手にとってのラグビーの面白さ、魅力を教えてください。

流:小さくても大きくても、足が速くても遅くても活躍できるプレーがあることがラグビーの魅力だと思います。僕は小さいですけどトップリーグで優勝することもできましたし、足が遅くて大柄の選手であってもスクラムやフォワードのプレーで活躍できる場があって。細くても足が速ければ活躍できる。色んな人が活躍できるプレーがあることがラグビーの魅力だと思います。

■流大(ながれ ゆたか)
1992年9月4日、福岡県久留米市出身。キャプテンを務めた帝京大学ラグビー部で大学選手権6連覇を達成。2015年サントリー入社。ラグビーチーム『サンゴリアス』に入部し、スクラムハーフ(SH)として活躍。社会人2年目の2016-2017シーズンは新キャプテンとしてチームをトップリーグと日本選手権の二冠に導いた。好きな食べ物はお寿司。

取材協力:アディダス ジャパン
《五味渕秀行》
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