ジロ・デ・イタリア第20ステージでファンによって撮影された動画がとても興味深い。
先頭争いをする選手たちは大会最後の山、ゾンコランを必死な顔で駆け上がっていくが、一部の遅れていた選手たちは沿道のファンとの一瞬のひと時を楽しんでいた様子が映されている。
自転車ロードレースは選手と応援するファンの距離が近く、一歩間違えば選手の迷惑になり、事故にもつながる。しかし、この動画を見るとその距離感の近さもまた自転車ロードレースの大きな魅力だという事実を改めて教えてくれる。
動画に登場するアダム・ハンセン(オーストラリア、ロット・ベリソル)や別府史之(トレックファクトリーレーシング)はとても楽しそうに笑顔で対応している。ちなみに別府は3分10秒付近で登場する。
《五味渕秀行》
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