モビスターのナイロ・キンタナ(24=コロンビア)が総合優勝した第97回のジロ・デ・イタリア。
ステージ序盤はマイケル・マシューズ(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)が、若さ溢れる圧巻の走りで魅せた。
第8ステージ以降は過酷な環境と相まって熾烈な首位争いが続いた。
マシューズに続いて首位に躍り出たBMCのカデル・エバンス(オーストラリア)だったが、個人TTで一気に飛び出したのはオメガファルマ・クイックステップのリゴベルト・ウラン(コロンビア)。
その後の結果を振り返ると最難関、雪の第16ステージがカギになった。
最高峰2758mのステルビオ峠を越え、最後は2059mのバルマルテッロにゴールする行程。ステルビオ峠は雪となり過酷を極めた。ここでアシスト陣にけん引されて抜け出したキンタナが勝利。
この勝利を手に、キンタナは安定した粘りの走りで堂々の総合優勝を手にした。
日本人選手も別府史之、新城幸也ともに完走を果たした。
《編集部》
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