新城幸也(ヨーロッパカー)が前日の落車による痛みをこらえながらジロ・デ・イタリア第6ステージを完走した。この日はコースの一部が変更となり、今大会最長の257kmに。加えてカテゴリー2級の山岳にゴールするという厳しいレースだった。
落車による骨折などの疑いもあった新城はこの日の出走も危ぶまれたが、幸いなことに打撲と擦過傷で済み、痛みは残るものの元気に出走した。
序盤から4選手がエスケープ。最大11分ものタイム差を開くが、後続集団は各チームのアシスト選手による追い上げで、最後の2級山岳に入る手前で吸収された。ヨーロッパカーも新城を中心にメイン集団を牽引した。
2級山岳に差しかかったところで雨が降り出し、集団内で大きな落車が発生。30~40人が巻き込まれ、集団は分裂。落車を回避した選手たちが10人ほどの集団を形成し、一気にペースを上げ、そのまま逃げ切りを図ろうとする。その後ろにはこの山岳ステージをねらっている選手たちがアシスト勢を引き連れて猛追するが、先頭集団には届かず。
10人ほどの先頭集団から飛び出した4人によるゴールスプリントとなり、マリアローザのマイケル・マシューズが区間優勝した。
新城はこの日の落車には巻き込まれることなく、8分40秒遅れの101位でゴール
「今日は長い1日だった。ケガは痛いけど、走っているからには仕事をちゃんとしないと。まだまだ痛みを我慢する日々は続きそうだけど、なんとか走り続ける。今日はチームメイトもたくさん落車に巻き込まれてしまっていたので心配」と新城。
《》
page top