
ミラノ・コルティナ冬季五輪は、スノーボード・ハーフパイプの男子予選が11日(日本時間12日)、リビーニョ・スノーパークで行われ、2022年北京五輪金メダリストの平野歩夢が登場。結果は全体7位で、上位12人が進める決勝に駒を進めた。日本勢は、平野歩を含め戸塚優斗、山田琉聖、平野流佳ら4人全員が予選を突破。決勝は13日(同14日)に行われる。
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■「膝の感覚がない」状態
予選は2回のランで争われ、高い得点が採用される。平野歩は1回目83.00点で7位につけると、2回目は85.50点をマーク。記録を伸ばし、最終的にも全体7位で予選を突破した。
平野は1月のW杯(スイス・ラークス)で大転倒。複数個所の骨折と打撲を負い、一時は五輪参加が危ぶまれた。現在も「膝の感覚がない」という状態での強行出場となった。
予選を終え、日本メディアのインタビューに応じた平野歩は「すごいギリギリの状態で予選が始まってしまった状況」と振り返った。その上で「痛みを覚悟しながら、体とも闘いながら、自分とも闘いながら、2本とも決められた。あとは決勝で自分のベストを尽くせればと思う」と前を向いた。
■「やり切るのみ」と闘志
ケガ明けで、いきなり五輪を迎えたことについては「調整が思うようにいかなかった」と認めた上で、「4年に1回しかない大会。何とか痛みありきで滑れている状態だが、あとは決勝でやり切るのみ」と話した。
その決勝に向けては「このまま来たらやるだけ。自分の今持っている力を出し切れれば……」としつつ、「準備も万全ではないので、色々不安も残るが、懸けていかなければいけない気持ちというのは感じる」と、大勝負に出ることを予感させた。
「この場に立てたことが奇跡。自分でもビックリしている」と現状を表現した平野歩。満身創痍は否めないが、決勝では渾身のランを見せてくれそうだ。
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