
今週は中山競馬場で、第63回弥生賞(GII、芝2000m)が行われる。皐月賞トライアルの一戦に少数精鋭のメンバーが覇を競う。
ここでは馬券検討のヒントとして、出走馬10頭の全頭診断を行う。
◆【弥生賞2026予想】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ
■弥生賞2026 出走予定馬全頭診断
・アドマイヤクワッズ
悪天候に見舞われた前走朝日杯FS。結果は3着も、直線でインを突いた馬と逃げ馬が上位を占めたレースで大外から3着なら悲観する内容ではない。過去10年の弥生賞において、前走阪神開催の朝日杯FS組は【1.2.1.0】。差し損ねのリスクこそあれ、大崩れは考えにくい。
・アメテュストス
当舞台の芙蓉S2着馬だが、当時出走した馬でのちの芝オープンクラス馬券内馬はゼロ。レースレベルに疑問ありと言わざるを得ない。
・コスモギガンティア
芝2戦はいずれも掲示板外。厳しい。
・ステラスペース
先行する形で運んだ前走京成杯。結果は5着も、1000m通過59秒9と馬場を考えれば淀みないペースで大負けしなかった点は評価に値する。過去10年の弥生賞において、前走中山芝2000mで4角4番手以内だった馬は8年連続馬券内。穴候補としてピックアップ。
・タイダルロック
京成杯は上がり3F2位の脚で4着。オープンクラス通用の可能性を示したが、今回は同じ差し追込脚質の重賞ウイナーが複数出走する組み合わせ。その比較で分が悪いを言わざるを得ない。
・バステール
新馬戦、2戦目といずれもソロッとした形でのスタート。そのなかで上がり3F最速の脚は立派も、完成はまだまだ先という印象を受ける。皐月賞で3頭の連対馬を輩出と中山芝2000mと相性抜群のキタサンブラック産駒という点は魅力も、勝ち切るまではどうか。
・バリオス
先に抜け出した2着馬をゴール前で捕らえた前走。切れ味には目を見張るものがあったが、スローとはいえ芝2000mの勝ち時計2分3秒4は平凡な域を出ない。関東圏への輸送競馬も含め、克服すべき課題は多い印象だ。
・メイショウソラリス
前走は京都2歳Sは11頭立ての11着。重賞ウイナーも出走するここでは分が悪い印象を受ける。
・モウエエデショー
勝ち上がりまで6戦を要した馬。前走勝ち時計も平凡で、重賞即通用は厳しいだろう。
・ライヒスアドラー
前走東スポ杯2歳Sは3着。直線ではインを突いたが、結果的に外めを通った2頭に先着を許す形となった。翻って、今回の舞台は新馬戦でラスト3F11秒5-10秒8-10秒9と10秒台を2度刻んだ中山芝替わり。トライアル特有のスローペースが予想されるここは巻き返しが期待できる1頭だ。
Winsightより一部編集・転載(2026年3月5日 18:00公開の記事)
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在は競馬メディア『Winsight』で予想コラム執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。



