
今季ドジャースのワールドシリーズ連覇に貢献した、タイラー・グラスノー投手にトレードの噂が浮上している。米メディア『ClutchPoints』は27日(日本時間28日)、「なぜグラスノーが『意外なトレード候補』に挙がったのか」と題した記事を公開。ドジャース投手陣の現状を整理した。
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■ローテーションはすでに充実
『ClutchPoints』は同日、グラスノーのトレード話に関する記事を掲載。来季のドジャースは、大谷翔平、山本由伸、ブレイク・スネル、佐々木朗希に加えて、エメット・シーハンのような若手も育成中でローテーション投手には事欠かないと分析。グラスノーは他球団が羨む「希少な余剰戦力」になり得ると指摘した。
『ESPN』のジェシー・ロジャース記者が、「ドジャース球団幹部が、グラスノーがトレードの駒になる可能性を示唆した」と伝えたため米複数メディアの報道が加速。『Newsweek』では、レッドソックスの著名なポッドキャストがグラスノー獲得を示唆したエピソードを紹介。にわかに注目を浴びる存在となってきた。
グラスノーは2023年オフにドジャースにトレード加入後、5年1億3650万ドル(約213億3000万円)で契約延長。今季のワールドシリーズでは救援としても登板した。度重なる故障が最大のネックで、契約の一部をドジャースが負担する形であればニーズが急速に高まると報じられている。高齢化する内野陣に救援投手、外野補強も課題のドジャースにとっては優秀な「駒」にもなり得るグラスノー。今後の動きにも注目だ。
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