
1年で最も華やぐショッピングイベント「ブラックフライデー」の時期に合わせ、米スポーツメディア『The Athletic』は25日(日本時間26日)、全30球団の“買い物リスト”を発表。各球団につき1人、獲得を目指すフリーエージェント(FA)選手を予想した。
◆3連覇を狙うドジャースは「1億3000万ドルのオールスター内野手と契約すべき」 内野陣の高齢化指摘で27歳スターに白羽の矢
■「今回は現実的」と強調
「ブラックフライデー」は大量購入のイメージが強いが、『The Athletic』が提示した“買い物リスト”は、各球団につき1人に限定。チームが獲得に乗り出すと予想されるFA選手を、それぞれ紹介した。
ワールドシリーズ連覇を果たしたドジャースの場合、同メディアが指名したのはパドレスからFAになった34歳の救援右腕ロベルト・スアレス投手。その理由については「(メッツからFAになったクローザー)31歳のエドウィン・ディアスよりもコストが低く、契約年数も短く済むだろう。ショウヘイ・オオタニ時代のドジャースでは、大々的な補強はいつでも何回でも起こり得るが、今回の分析ではより現実的な範囲に留めておきたい」とした。
■ディアスよりも割安か
ドジャースは今季、守護神候補としてタナー・スコット投手を4年総額7200万ドル(約112億円)で獲得。しかし、結果は期待外れ。そのため、同メディアは「ドジャースはまたリリーフ投手と長期契約を結ぶだろうか? ディアスはスコットよりもはるかに優れた実績を持っている。ただ、スアレスも同様だ」とし、獲得には大型契約が必須とされるディアスよりも、年俸を低く、契約期間も短く抑えられ、“お買い得”と見られるスアレス獲得を推した。
阪神やソフトバンクでプレーし、日本でもおなじみの抑えは今季40セーブを挙げて最多セーブのタイトルを獲得。70試合登板で4勝6敗、防御率2.97と安定した成績を残し、今オフにFAとなった。
そのほかの球団では、メッツが今井達也投手、レッドソックスが村上宗隆内野手、マーリンズが岡本和真内野手となった。
また、ワールドシリーズでドジャースを追い詰めたブルージェイズの“買い物リスト”に、FA市場の超目玉カイル・タッカー外野手が入った。
◆「ドジャース復帰を歓迎する」ヤ軍からFAの“元MVP”ベリンジャーに根強い出戻り説 現地メディアが外野陣の現状に言及
◆「トラウトをトレードで獲得」外野手補強を目指すドジャースに究極プラン浮上……“トラウタニ”再結成は「素晴らしい構想」と米メディア



