
卓球の「WTTチャンピオンズ・モンペリエ」が開催されており、連日熱戦が繰り広げられている。そんな中、女子シングルスでは上位シード選手の初戦敗退が相次ぎ、波乱の展開となっている。
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■伊藤や大藤も初戦で姿を消す
今回は、世界ランキング1位の孫穎莎と2位の王曼昱が出場を回避。女子卓球界を牽引するトップ2不在の中で大会が幕を開けた。
初日から目立ったのは、有力選手たちの“敗退ラッシュ”。28日には、第1シードで世界3位の陳幸同(中国)がベルナデッテ・スッチ(スウェーデン)に敗れ、日本の伊藤美誠(スターツ)もベテランのエリザベタ・サマラ(ルーマニア)にフルゲームの末、逆転負けを喫した。
続く29日には、第2シードの蒯曼(中国)が金娜英(韓国)に敗れ、昨年のチャンピオン・大藤沙月(ミキハウス)もゾン・ジエン(シンガポール)に敗戦。さらに30日には、7月の「USスマッシュ」で優勝し、甲状腺がんからの復活を印象づけた第4シードの朱雨玲(マカオ)も、アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)に1-3で敗れた。
上位シードの相次ぐ敗退により、優勝争いは一気に混戦模様に。31日に2回戦を迎える第5シードの張本美和(木下グループ)は、準々決勝で世界5位の王芸迪(中国)との対戦の可能性があり、ここが今大会の大きな山場となりそうだ。さらに日本勢では、張本美とともに橋本帆乃香(デンソーポラリス)も勝ち進んでおり、上位進出の可能性が浮上している。
有力候補の相次ぐ敗退により、日本勢にも優勝のチャンスがめぐってきたモンペリエ大会。波乱の展開が続く中、誰が上位に食い込んでくるか注目が集まる。
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