
ドジャースは21日(日本時間22日)、今季の本拠地試合の総観客数が球団史上初めて400万人を突破したことを発表。同日のジャイアンツ戦がレギュラーシーズンのホーム最終戦となり、総観客数は401万2470人、1試合平均では4万9537人のファンが詰めかけた。
このニュースを現地メディアも大きく報じており、ドジャースが成し遂げたMLB史上10球団目の快挙を考察している。
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■スタジアムの大幅改修も
ドジャースは2023年オフに大谷翔平投手や山本由伸投手、24年オフにはブレイク・スネル投手や佐々木朗希投手など移籍市場の目玉を次々に補強。昨年世界一を経て迎えた今季も地区優勝が目前のなか、ドジャースタジアムには多くのファンが足を運んだ。
ドジャースの現地メディア『ドジャース・ネーション』は22日(同23日)、「ドジャース、レギュラーシーズンのホーム最終戦で球団史上初の快挙」と題した記事のなかで、球団史上初のホーム観客動員400万人突破について報じている。
記事内では、ドジャースタジアムの収容人数が5万6000人のなかで平均約5万人が詰めかけたことを「これはまさに驚異的な数字だった」と評価。MLB史上では10球団目となる400万人到達であることや、約20年ぶりの記録(2008年のヤンキース、メッツ以来)達成であることを伝えている。
この快挙につながった背景として記事内で挙げられたのが「ロサンゼルスの街に球団が抱く変わらぬ愛情」と、「オーナーの勝利への強い意志」という2つの要素。
1つ目の具体例としてドジャースタジアムで数年行ってきた改修工事によりレトロさを残した現代的な施設が整えられたことや、子どもたちが参加できるアクティビティの提供などが実現したこと、2つ目の具体例として昨オフに10年総額7億ドル(当時で約1015億円)をかけて大谷を獲得したことを挙げている。
プレーオフ進出を決め、地区優勝も目前に迫るなか、ドジャースは人気面でも最高峰であることをシーズン通して証明してきた。スター選手を揃えたチームが、グラウンド内外で世界一球団に相応しい存在感を放っている。
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