
総合格闘家でフライ級6位の平良達郎は2日(日本時間3日)、米国ラスベガスのUFC APEXで行われた格闘技イベント「UFCファイトナイト・ラスベガス108」のメインカードでパク・ヒョンソン(韓国)と対戦。2ラウンド66秒、フェイスクランクで一本勝ちを収めた。
打撃と寝技で完勝した平良だが、試合後のバックステージで涙を流す姿を見せ注目を浴びている。
◆【実際の映像】平良達郎、バックステージで見せた涙にファン共鳴「もらい泣きしてしまう……」
■第1週は日本勢“全勝全フィニッシュ”でバトン繋ぐ
平良は2024年10月に当時同級1位ブランドン・ロイバル(米国)と対戦しプロ初黒星を喫した。それから10カ月ぶりの再起戦では同級4位アミル・アルバジ(イラク)との対戦を予定していたが、相手が負傷で欠場に。大会1週間前に急きょ対戦相手が変更となった。
新たな対戦相手にはノーランカーながら、10勝(4KO、一本勝ち5)無敗と9試合連続フィニッシュを誇るパクが決定。試合は打撃でも寝技でも平良が終始圧倒し、最後は一本勝ちを極めUFCランカーとしての実力を発揮。勝利者マイクではタイトル戦にも名乗りを上げた。
そんな平良が、試合後に涙を見せ話題を呼んでいる。
UFCの公式SNSは、平良は所属するTBJ(THE BLACKBELT JAPAN)の代表、松根良太氏に抱きつき涙を流している姿の動画を公開。
松根氏は笑顔で「負けた後だったから、ちょっとホッと(した)……怖かったよな」と声を掛け、「実力なんだよ。分かってたよ俺は。お前は強いから大丈夫だ」と試合に勝った平良を労った。
さらに、「日本人の強さを示したよ。中村倫也と一緒に」と激励。同大会で1ラウンド62秒でKO勝利を収めたバンタム級の中村倫也の名を挙げ、「この8月に日本人の強さをもっと見せつけるよな」と気合いを入れた。
世界最高峰の格闘技団体「UFC」には8月に日本人5選手が出場。この日参戦した平良と中村のほか、10日には風間敏臣、17日には朝倉海、22日には鶴屋怜が参戦する。
幸先の良いスタートを切ったUFC日本勢。後続に託したバトンは繋がるか。第2週の風間の一戦にも要注目だ。
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